『おれは男だ!』は、津雲むつみの漫画。また、それを原作として森田健作主演により日本テレビ系列で、1971年2月21日から1972年2月13日まで、毎週日曜日20:00から20:56の時間帯で放映された。全43話
キャッチコピーは『女と男のユーモア学園』主役に抜擢された森田健作の代表作となり、青春スターとして人気を確立した。このドラマ上での森田の剣道着姿や台詞(オ〜イ!吉川くん!など)・口調を物真似される事もある。共演した同じ大田区出身の志垣太郎、松竹映画で共演して顔馴染みだった早瀬久美とは友人関係であり、現在でも親交がある。
【ストーリー】
主人公小林弘二は、兄が教師をつとめる湘南の青葉高校(現藤沢翔陵高校)に転校して来る。同校は名門女子高としての歴史が長く、共学になって数年しか経過していないため、男子生徒の人数も少なく、女子生徒が主導権を握っているような状態であった。弘二が入ったクラスには、女子生徒のリーダー的存在でありアメリカ生活の経験もある成績優秀な吉川操がいた。また、操が住んでいるアパートは弘二の自宅の隣であり、弘二と操の部屋はごく近くにあり、窓越しに会話をすることができた。弘二は学校での「ウーマンリブ」打倒のために男子生徒を集め、剣道同好会を結成する。操がいるバトン部と対立しながらも徐々にお互いを理解し合える関係を築いていく。
観ていて、時に馬鹿らしく思えることもあるけど、愚直なまでに剣道に打ち込む小林小林弘二を中心に早瀬久美さん扮する吉川操との恋、仲間との友情、学校との対立等々を繰り広げた青春ドラマ。ちなみに、劇中の夕日に向かって叫ぶシーンや、海のシーンは青春ドラマの象徴にもなったのもこのドラマから。それまでの夏木陽介や竜雷太らの青春シリーズと違う点は、主役を教師から生徒へと変わったこと。おそらく完成度は一連の青春ドラマの中では1番やろね!
1971〜72年に流行った歌謡曲か沢山流れるのも楽しい。はしだのりひことクライマックス❝花嫁❞&❝二人だけの旅❞、野村真樹の❝一度だけなら❞、南沙織の❝潮風のメロディー❞、森進一❝命かれても❞、小栁ルミ子❝お祭りの夜❞、井上順の❝昨日、今日、明日❞等の懐かしい流行歌が流れる。
また、当時の人気のアイドルや俳優もゲストで出てくる。フォーリーブス、郷ひろみ、野村真樹、水前寺清子、ゴールデン・ハーフ、南沙織、俳優では、沖雅也、石橋正次、林寛子、志垣太郎、榊原るみ、夏八木勲、火野正平達…レギュラー陣では、笠智衆や玉川良一、牟田敬三がいい味出してる。
おいらはレギュラー出演の、相沢高校剣道部主将の丹下竜子(小川ひろみ)が好きだった。ショートカットの快活な女の子だ。後半はあまり出てこなくなってきてつまらんけど…(っ˘̩╭╮˘̩)っ
岡田可愛⇒岡崎友紀⇒小川ひろみかおいら好きになった女優の共通点は、バレー、テニス、剣道と、すべてスポーツ女子だ。
『俺は男だ!』は全部で43話まであった青春ドラマ。視聴率は平均20%超えだった。
ロケ地も湘南だったのも良かった。小林弘ニが住んでいるのは稲村ヶ崎。当時は何もない田舎だったんやね。今では人気のサーㇷポイントでも、当時はまだサーファーは画面には1人も映っていない。江ノ電もよくドラマには出てくるが今のように、鎌倉高校前が映えポイントでも何でもない。でも、江ノ電で通学なんて最高やん!学生時代にこんな素敵なロケーションで生活出来るのはとても素晴らしい!海と富士山が見える環境なんて羨ましいね(θ‿θ)
さすがに50年前のドラマだけに観ていて、「んなアホな!😮」「なんでいきなり現れるんや!😮」「なんでそうなるの⁉️😵💫」という、時代錯誤のシーンはしょっちゅう出てくる。ハラスメントなんが平気で行われていた時代。小林弘ニは剣道部なのに平気で暴力を振るったり(正義の鉄拳やけど)…殴り合いの喧嘩をしても、普通に全国試合に出場出来るとか、京唄子扮する校長が、剣道部の竹刀や胴を焼いてしまうとか、今ではあり得ない事も描かれる。また、小林弘ニら3年生が卒業したあとは、部員は、2年生が2人だけ…テレビで全国ネットで放映されたインターハイで準優勝したのに、誰も新入部員が入ってこない…とか、70年代初期にはうっとい奴(ヤンキー、ツッパリ)はみんな学ラン(長ラン)を着てたし ズボンはヨコスカまたは極道(ボンタン)を穿いていた。ボタンダウンシャツを着ている者がいない。髪型はリーゼントやオールバック、剣道部なのに坊主が一人もいない、なぜか七・三分けの長髪が多い😁(確かにそんな時代だった)ズベ(不良女子)は、ロンスカ、パーマが流行った時代なのに普通の制服姿。IVY全盛もだれもIVYの服装をしている者がいない…そんな、時代を描ききれていなかったり、よく分からないところも多い😁が、 ストーリーが雑になるのは昭和のドラマにはよくあること。『諸君!』細かいことは気にせずに観ればいいのだ!』
観ていてアホらしくなるシーンもあるが、思わず泣けてしまう(TT)シーンも数多くある。当たり前だが現代のTVドラマにはない、健全で純粋な学園生活を楽しむ無垢な高校生達を観ていると、微笑ましくも懐かしい想いが溢れ出てくる。「あ〜俺もこんな頃があったなぁ〜🤓」と、今では忘れ去られた素直な気持ち等が呼び起こされるのだ。
是非ともこの馬鹿らしくも、愛すべきドラマを、世知辛い現代だからこそ、観て欲しいドラマだ。悪い奴もほとんど出てこない学園ドラマなので、ずーっと平和な気持ちで観ていられるから。
しかし、3年間吉川美幸とは同じクラスにならなかったなぁ〜😮💨同じクラスにでもなろうものなら、しょっちゅう『吉川君!』と、声かけてたやろなぁ〜(*ノω・*)テヘ!
オープニングは、ストーリーが始まり小林弘二の顔のカットがストップしてから❝さらば涙と言おう❞の主題歌が絶妙なタイミングで入ってくるのが、なかなかの癒しになってる。とてもキャッチーで元気になるテーマ曲だ!
『吉川君‼️』『バーロ‼️(馬鹿野郎‼️)』と、飼い猫のクーにゃん(ΦωΦ)に、森田健作を真似て甲高い声を浴びせるとクーにゃんはそそくさと逃げ出すのだ😁どうも森田健作の声は猫には嫌われるみたいだ(笑)ワシは一体、何をやっとんねん!🥴
今はもう39回まで観てる。今日は50年前の稲村ヶ崎の海…火野正平が出てきて、シモンズの❝恋人もないのに❞が流れてた。丹下竜子も稲村ヶ崎に住んでいたのが分かった。
この『俺は男だ!』は、FODで観られるよ。何話でも観てられる。観ている間はなんか幸せな気分になるんよなぁ〜🥰今さらと言うなかれ!こんな世知辛い今だから『おれは男だ!』なのだ。『面〰️‼️』
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小学生でしたが、「俺は男だ」が放映される日曜日の夜が毎週楽しみでした。
「さらば涙と言おう」や「友達よ泣くんじゃない」も大好きでよく口ずさんでいました。
こういうストレートな青春番組が主流だった時代が、ある意味懐かしいですね。