今日の🎦映画🎶東京タクシー

【東京タクシー🚕ストーリー】

タクシー運転手の宇佐美浩二（木村拓哉）は、東京・柴又から神奈川県葉山の高齢者施設まで、高野すみれ（倍賞千恵子）を送ることになる。道中、すみれは東京の見納めをするため、浩二に寄り道を依頼する。タクシーの中で、浩二に対して徐々に心を許したすみれは、壮絶な人生を語り始める。

名匠・山田洋次が、倍賞千恵子と木村拓哉を主演に迎え、2022年製作のフランス🇫🇷映画『パリタクシー』を原作に、人生の喜びを描いたヒューマン・ムーヴィー。

宇佐美浩二（木村拓哉）が抱えている家庭の不安も、仕事の疲れも、普通の個人タクシーの運転手を自然に演じている、『ちょ待てよ！』とも言わずに…常にカッコよすぎるキムタクが、ヒーロでもなく、お洒落でもなく、普通の個人タクシーの運転手を演じる姿がかえって良かった。最後に流す宇佐美浩二の涙のシーンがとても良かった。思わずもらい泣きしてしまった。

この普通のキムタクを観て、同じくいつもスーパー・ヒーローを演じるトム・クルーズが、『宇宙戦争』では、ヒーローでもなく我が子を宇宙の侵略者から守る為に逃げ惑う普通のお父さんを演じたことを思い出した。子供を守るんだからやっぱりヒーローか…🤔…

倍賞千恵子さん（84）も存在感は抜群！『男はつらいよ』シリーズなど半世紀にわたり日本のトップ✨️女優として作品に出演し続けているその事実たけで頭が下がる。それは、吉永小百合さんにと言えることで、吉永小百合さん（80）も現在、『てっぺんの向こうにあなたがいる』の映画で主演をされている。

倍賞千恵子さは、人生の重みと気品と、老いてもなお揺るがない意志で演じられてるほそしてその若き日のすみれ役を演じた蒼井優も倍賞さんの若き日を、ちょっと難しい役柄を繊細かつ大胆な演技で見事！に演じきる。

この木村拓哉（53）と倍賞千恵子（84）と同じような関係のおばあちゃんがいた。おいらがスーパー・ライフで働いていた時に、ひとり暮らしの寺内のおばあちゃん（85）というお客さんがいた。いつも首がカクッと折れて足下を向いて歩いているおばあちゃんで、おいらは見かけるといつも声をかけていた。おかんと同じ年で、昭和5年生まれだ。声をかけて冗談を言える間柄になり、おばあちゃんに「頭上げて歩かな人にぶつかるよ」と、言うと、俺を見かけたらまた、怒られると思ってシャキ！っと、頭を上げてたりしていた。多分それは辛い姿勢やと思う。

そのうちおばあちゃんは、おいらに浅野ゆう子も大好き🩷❝春夏秋冬❞の食パン２斤をいつも４本くらいコロコロに入れて持ってきてくれたりおいらが納豆か好きだと言うと、惣菜コーナーから納豆巻きを買い占めて持ってきてくれたり、おいらとおばあちゃんとの仲は店でも有名になり、おいらが食堂で飯を食ってる時にも店長からインカムで「斎藤さん、おばあちゃんが水産の入り口のところで待ってますと」と告げられ、急いで下に降りていくとおばあちゃんは３０分もじっと立って待ってくれてたりした。コロコロには春夏秋冬の２斤が積まれてた。

「人にビール贈りたいんだけど、どのビールがいいの？」と聞かれたので、「アサヒスーパードライ🍺がいいとちゃいます？」「あなたは、好きなの？」と聞かれたので「そう！」と答えた。そのビールが家に２ケース送られてきたり、ヴァレンタインデーには、５０００円相当のGODIVAが２つ届いたり、とにかくいろんなものをいただいたりした。

一番辛かったのは、トイレの近くのベンチで、店で買った弁当を独りで食べていた事だった。可哀想で見てられなくて、食べ終わるまで横についててあげたりした。その時に家族の事を初めて聞いてみると、妹が大阪にいるららしい。天涯孤独ではなくてホッとしたε-(´∀｀*)ﾎｯ

おばあちゃんの誕生日の１２月２３日には、おいらは❝ハリス・ツィード❞の小物入れをXmasプレゼントを兼ねてあげたら、おばあちゃんはえらく喜んでくれて「友達に、彼氏にもらったんよ！って言ったのよ（笑）」と、クスクス笑った可愛いおばあちゃんだった。

おいらが会社を辞めた後も、おばあちゃんが三菱病院🏥に入院したのを人づてにきいて、お見舞いに行ったときは「恥ずかしいわ(｡>﹏<｡)」と言って大照れ(*μ_μ)だった。おそらく寝間着姿だったからだろう。いくつになっても女性なんやね(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)

またお見舞いに行くときに病院に電話したら転院したと聞いてからは会えなくなった。気になってマンションを探し見に行ったら、もう表札は掛かってなかった。生田警察署👮‍♂️に行っても個人情報なので教えられないと言われた。おそらく、今はもう他界されたのかもしれない…もう一度会いたかった。

この木村拓哉と倍賞千恵子の関係を観てそんなことを思い出した。長々とゴメン！(*ﾉω・*)ﾃﾍ

映画🎦が始まってしばらくしたら彼女がもうすでに泣いていた(TT)そして、ずっと泣いていた。すみれさんの気持ちになってしまったんかな？🤔…

エンディングは想像出来てしまうけど、ジワァ〜と｡⁠:ﾟ⁠(⁠;⁠´⁠∩⁠`⁠;⁠)ﾟ⁠:⁠｡泣ける山田洋次監督の優しいヒューマン・ムーヴィーだ。

とても良い映画だった。これ、クリスマス🎄ムーヴィーとしてでも良かったかも…

ＤＪサイチン🤠の評価は…🌟🌟🌟🌟⭐️です。

2022年製作のフランス🇫🇷映画🎦日本では2023年4月7日に公開

原作『パリタクシー』もとても良い(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠) 音楽も良いし、パリ🇫🇷の街並みが美しい！『東京タクシー』は原作を忠実にリ・メイクしている。『東京タクシー』を観た後『パリタクシー』を観るのをお勧めするよ!🤠🚕ﾌﾟｯﾌﾟｰ! やっぱりラストで泣いてしまった(TT) フランスでも興行成績1位👑だったらしい。