おかんの軽度の認知症が判明した。
この半年、そんな兆候が見えていた。
記憶力が極度に低下していたからだ。
神戸中央市民病院🏥でMRI、精密検査、質疑応答の検査結果で判った。
でも、軽度だった。
通常、検査で満点が30点のところ、17点だった。
ただ、それは80歳以下の点数で、91歳のおかんなら、17点なら悪くないらしい。
それでも数字は数字やけどね。
俺は考えた…
感情の起伏を促して、脳に刺激を与えてみようと…
喜怒哀楽や興奮を与えてはどうか…と。
そこで、毎日1本日本映画🎦を観せることにした。
感動💓することは絶対に良いこと!
心が動くことはきっと脳に刺激を与えてくれるだろう。
一昨日は🎦『最高の人生の見つけ方』、昨日は🎦『Rail Ways〜49歳で電車の運転士になった男の物語』を観せてやった。
下の居間にも50インチのTVがある。
一昨年の母の日💐に贈ったものだ。
おかんにはテレビを観るくらいしか楽しみがないので、どうせなら大きな画面でキレイな画像で観せてやろうと。
俺は、午後から散髪💇に行こうと決めてたけど、この映画🎦を観だしたらどんどん引き込まれていって最後まで観てしまった…
2010年の映画で、俺は神戸国際会館で観たしその後も2度も観ている。
それなのに観始めると、また見入ってしまうのだ。
素晴らしい映画やからね。
“中井 貴一が、中井 貴一である”映画なのだ 。
そして、筒井 肇(中井 貴一)の娘役の、本仮屋 ユイカがとても可愛らしい!
俺は、この映画で筒井肇の生き方に大きな感銘を受けた。
会社の自分の地位としての役割と責任!!親、妻、娘に対する役割と責任!年下の同期であるが、人生の先輩としての役割と責任!
そしてなにより仕事に対する役割と責任が素晴らしい!✨
何が起きても職場を離れない”Show Must Go On(!)”の強い精神。
それを全うしようとする筒井肇が、カッコいい!のだ。
“真面目であることのカッコよさ!”を教えてくれた。
“強く、優しく、潔く”なのだ。
「男はこうあるべき!」という姿を体現してくれている。
決して、母親や愛する家族に対してもベタつかず、多くを語らず、優しさを心のうちに秘めてる…
男は黙って行動で示すのだ。
心から笑ってしまう台詞もあってとても和む。
運転士になった筒井が、車両に忘れた夕飯の具材を入れた袋を持ち主であろう女性の乗客を呼び止めて渡すシーンがある。
「今晩、晩飯抜きになっちゃう!(笑)」
こういうちょとした和みの言い回しが中井貴一にはよく似合う。(笑)
何度も、胸に刺さる台詞やシーンがあり、思わず微笑んでしまう台詞やシーンもある。
ラストシーンで、妻の由紀子(高島礼子)に言う肇の台詞もいい!
この映画🎦に関しての締めはこの台詞しかないだろうな(笑)
こんなことをさらりと言える男になりたい。
エンドロールには、ユーミンの名曲”ダンスのように抱き寄せたい”のメロディー🎶が…歌詞が…島根の広大な田園地方の中をゆっくり走るバタ電🚃…感動をより増幅させてくれて余韻に充分浸れる…
もし、万が一この『Rail Ways〜49歳で電車の運転士になった男の物語』を観てないお友達がいたら是非!観て欲しい。
数ある中井貴一主演の映画🎦中で、”清廉なまでに純粋な思い…”を、誠実に男らしく演じている中井貴一は私の頭の中では…
“記憶にございません”
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