今日の1曲🎶🌟涙のリクエスト🌟🎙 チェッカーズ

作詞:売野雅勇/作曲・編曲:芹澤廣明

俺の友人には見合い結婚の人が何人もいます。
「いやいや、結婚は恋愛の延長上でしょ!」「見合いなんてモテない君、モテないチャンがするもの」と言いながら、オイラもちゃっかり4回も見合いをしていますꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)笑」

世話好きの知り合いの方が何回もお見合いの相手の写真を持ってこられるのです。そんなにオイラを推したいのかしら⋯イャーン(//∇//)

でも、いつも断っていました。
もちろん女性くらい自分で見つける事は出来るからです。でも、『結婚前提』というものに縛られなければ、信頼のおける方にバックボーンがちゃんとしている女の子を紹介してもらえるんだし、いいじゃないか!そんなライトな感覚で会えばいいか…⋯🤔💭と、思い直しました。
でも、よーく考えたら見合いって凄いな!と思います。何故なら、初めて会った目の前にいる女性が、俺の子供を産んでくれる可能性もあり、生涯の伴侶になるかも知れないという…一足飛び!双六で🎲の6を出したら上がり!✨みたいな感じがあるからです。
現状では、この世で俺の奥さんになる可能性が一番高い女性です。
「ヨシッ!1度くらいオイラのお嫁さん候補という女を見てみるか!」という安易な気持ちで会う事にしました。


初めてのお見合いはカジュアルなものでした。
今はもうありませんが、阪急御影駅からの少し北にあったアンリ・シャルパンティエ🎂のカフェで待ち合わせをしました。

彼女は西宮の大手質店のお嬢さんで”Iさん”という、20代半ばのキョンキョン似の笑顔の可愛い女性でした。

腕にはROLEXが光っていて、流石やな!と思いました。「流れ物か…⋯🤔💭(心の声)」フト、そう思いました。(失礼過ぎる!( ˊᵕˋก;)💦)

そして「この女性が、俺の子供を産んでくれるかもしれない女性なのか…(心の声)」と、思うと俺は軽く興奮😍💓を覚えました。
その日は六甲山を軽くドライブをし、夕方には彼女を家まで送り、次の日にまた会う約束をして別れました。話も弾み☾( ᐛ)و <ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)俺は彼女が見合いの相手だという事も忘れていました。


翌日、俺は短パンを穿いてアロハシャツを着て彼女の家に車で迎えに行きました。
お母さんが出て来て驚いてました(○ 。○)えっ…

「(。・ω・)ノ゙ チィーッス!斎藤さんだぞっ!」

驚いて当然です!見合い2日目に海に行く約束をし、こんなラフな格好で現れたんですから…チャラいにも程が有ります(>_<。)💦
20代も後半の歳になっているのに良識の欠片もない行動だったと思います。
それでも許しを貰い須磨海岸に行きました。

平日の須磨海岸は空いていました。
俺たちは泳ぎもしないのに、彼女のワンピースの水着姿を見れました。(❤&❤)
やや、ぽっちゃりだけど健康的でそれなりにセクシー❤で、オイラは良い印象を持ちました。
車なのに、海の家でバドワイザー🍺なんか飲んでました。
海の家のデカいラジカセからは、チェッカーズの“涙のリクエスト”が流れていたのを覚えています。俺はレコード店のマネージャーで、「レコード店なのにチェッカーズの生写真やバッヂがバカ売れ!してる!」みたいな話を喜色満面でしていたと思います。「君!キョンキョンに似てるねぇ~(♡&♡)」みたいな軽い話しをしてました。
キョンキョンのヒット曲🎶も流れてました。たぶん、“渚のはいから人魚”だったと思います、⋯🤔

Iさんの性格は、穏やかで明るいものでした。
でも俺は、彼女に「結婚を前提に付き合う気はないねん…」と言いました。Iさんは「そうなんですか⁉️」と、少し驚いていました。Σ(゚д゚;)
俺はアホな男です。
「じゃあなんで私と会ったんですか⁉️」と責められても仕方ありません。

でもIさんは怒ってはいませんでした。きっと呆れられていたのかも知れないな…( •᷄⌓•᷅ )💨ダメだこの人…
ただ俺は、『結婚』という絶対的なものに縛られたくはなかったのです。
普通に出会って普通に付き合ってみたかったんです。「なら見合いなんかするなよ!」と言われても仕方ありません。かつて、俺は人に紹介を頼んだ事なんて一度もなかったのです。ちょうどこの頃は彼女もいない…ちょっと寂しい夏を迎えていたんです。心の中では”ツクツクボウシ”が鳴いていたんです。「もう夏が終わるでぇ~」って…

見合いを模型に例えると、一から作るのではなくて、予めほとんどが組み立てられている完成キットみたいなもので、後は電池を買って動かすだけ!みたいなもの…と、思っていたんです。楽ですよね…
だから、その背後にいる人の想い…なんて考えてもみなかったのです。
楽しいデートも終わり彼女を家に送りましたが
次の約束はしませんでした。


その3日後、彼女から1通の手紙✉️が届きました。
封筒を開けると丁寧なお断りの手紙と、もう1つの封筒が入ってました。
手紙の内容はこうでした。

「先日はありがとうごさまいました。楽しかったです。でも、母はどうしても短パンで迎えに来た貴方の態度が気に入らなかったようです。
私は出来れば斎藤さんともう少しお付き合いをしてみたいと思いましたが、斎藤さんは結婚を前提とした付き合いはする気がないと仰ってましたよね?その旨を母に話したら、「もう会うの止めなさい!」と言われました。残念ですけどもう会えません。申し訳ありません…」という内容でした。
俺はフラレて当たり前の態度を平然と取っていたのですから…
そしてもう1つの包みを開けると、そこには5000円の商品券が入っていました。
手紙の文面より何かとても悲しい気持ちになったのを覚えています。

ほろ苦い初めてのお見合いでした。


俺は『お見合い』というものを嘗めていたんです。
「いい娘やったのになぁ~惜しいことしたなぁ~( ´^`° )キョンキョンに、似てたのになぁ~」全て後の祭りです。

「これからは自分の認識を改めないといかんな…ヾ(__*)ハンセイ」

少し、大人になった自分がいました。

「どこが??」

【通算成績 0勝1敗】

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