『愛奴』と言えば、“二人の夏”だけど、何故かこの曲が好きだ。
作詞&作曲は浜田省吾。
ファルセットのコーラスが好きなのだ。
この西武新宿線🚃は、新宿⇔本川越間を走る電車で、上石神井、花小金井、東村山を経由して新所沢にある西武の研修センターに何度かWAVEの店長会議や研修で行った。
通常、新所沢の研修センターへは、池袋から西武池袋線を使って行くんだけど、飽きたらたまに西武新宿線を使ってた。
学生が多い路線だった。
早稲田の学生だろう。
西武池袋路線🚃には、WAVEでの友人も多く、椎名町、石神井公園、清瀬に友人が住んでいて、彼等全員のボロっちいマンションに泊めてもらったことがある。
狭山や入間にも女友達が住んでいたけど、メッチャ仲がよかったのに、何故か泊めてはくれなかった。
一体、何でやろ??
特にこの石神井公園には、WAVEでの変わり者のパイセン、戸田氏🤓が住んでいて何度も泊めてもらった。
変わり者🆚変態の戦いだ!笑
東京に店長会議の前夜、前乗りで石神井公園の戸田さんのマンションに泊めてもらうべく、西武池袋線に乗った。
池袋から石神井公園に向かう電車内で、すぐ近くにおっさんが吊り革にぶら下がっていた。
「ナマケモノかっ!?」と、思わず叫びそうになった!
なんか気になって、少し離れた斜め横からおっさんの顔を覗き込んだら、やはりナマケモノだった。
蛭子能収だ。
「この、路線に住んでいるのか…」心のなかで呟いた。
蛭子能収を見てもなんの感動もなかった。(…)
最初、名前の読みは“ひるこ のうしゅう”と思っていた。
後にわかったけど、すべての読みが違って、“えびすよしかず”と読む。
名前の読みがオイラと同じなのだ。
親近感も何も湧かなかった。
この蛭子能収のシュールで、ちょっと気持ち悪いキャラクターが嫌いではなかった。
主な著書に漫画で『地獄に堕ちた教師ども』『私はバカになりたい』『私の彼は意味がない』タイトルからぶっ飛んでいる(笑)
蛭子能収のことは『ヘタウマ』の漫画家だと思ってたけど、漫画を見れば見るほど、「この人…マジでサイコパスかも知れんな…」と、思うようになった。
そんな電車内で、戸田パイセンに「戸田さんの左横にナマケモノがいますよ…ニヤリ」と、話かけても戸田さんは黙っている。
「蛭子知らんのか!?」と思っていたら戸田パイセンは急に俺の耳元でこう呟いた!
戸田「斎藤、もう少し小声で喋ってくれよ💦恥ずかしいんだよ…」
俺「エッ!?マジすか!!関西なら静かな部類の音量ですけど…」
戸田さん「いいから!ここは東京なんだよ💦シーッ!」と、人指し指を口元に当てた。
俺「東京ちゃいますやん!ダ埼玉ですやん!」
戸田さん「おい!バカ!何を言ってるんだよ!」
俺は「ハイハイ!解りましたよ!黙っときますわ!ここは東京すもんね…」
戸田さん「……」
そんなやり取りを蛭子は、右耳ダンボ(古いか…)マギー審司のデカ耳👂になってて聞いてて、クスクス笑っていたのを思い出した。
その時、俺は思った。
「このやり取り、漫画にしてくれんかなあ〜 奇才サイコパスのよしかずさんよぉ〜」
確かに、山手線🚃でも東京メトロ(地下鉄)内でも誰も喋ってないのだ。
満員なのに、まるで誰もいないかのように
シ〜ン…としているのだ。
居心地がとても悪い…
まして、まだ携帯やスマホもなかった時代だ💦
新聞や漫画を読む者、目を瞑ってる人、ボーッと宙を見つめてる人、ほっぺたから生えてる毛を必死で抜こうと頑張ってる人…
それにしても静かすぎる…
それから戸田パイセンと、山手線🚃に一緒に乗った時があった。
午後3時過ぎで車内は珍しく空いていた。
俺は一言も発せず、足を組んでパンツのポケットに両手を入れ、終始無言でいた。
そんな投げやりな態度の俺が、不機嫌そうに見えたのか、戸田パイセンは気を遣いながらこう言った。
戸田パイセン「今日は、珍しくおとなしいジャン…」
俺 言葉を発せず、頷いただけ。
戸田パイセン「斎藤が何も喋らないと、なんか気持ち悪いんだよなぁ〜」
俺はこの言葉を待っていた!
俺「シーッ!ここは東京ですんで…」
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