“土曜日よりの使者”サブタイトル『悪魔が来たりて寿司を食う』
土曜日は学校が午前中で終わっていたので、その企画は土曜日に行われていました。
洒落にならない遊びを高校生のときにやっていたのです。
だいたいいつも一緒に帰るメンバーは決まっていて、レギュラーメンバーは俺に、サイババ、オジン、カモノハシにゲストとして海老蔵、🌰坊吉見もいました。
一時、流行ったのが誰かの家に皆で押し掛ける…という、された側にとっては迷惑千万なもの。
訪問宅はその日突然に決まりました。昼休みとかに、目が合ったヤツや最近、調子の乗ってるヤツとかがターゲットでした。ただ訪問するだけじゃなく、その友人の家に行って、無理矢理寿司🍣をご馳走してもらう…というとんでもなく厚かましい企画でした。その日は🌰坊吉見宅に訪問することが決まりした。
基本、レギューメンバーの家には訪問せずに、ゲストがターゲットになってました。ターゲットはクラスメートか、もしくは割と近いヤツらに絞られていました。なので、決して俺の家に来て🍣を食らわれることはありませんでした。
サイババのおかんとかメッチャ怖いし(#▼皿▼)一度、サイババが家に遅く帰っておかんの助走付きはしる٩(¨*)ว=͟͟͞͞ シタタタタッ…(‘д‘⊂彡☆))Д´)バッチーン‼️ビンタを食らうのを見てからはおかんの顔を見るのも恐ろしくて家にも近づけませんでした。
🌰坊吉見は栗のような顔の輪郭にマッシュルームのような髪形だったので”🌰坊吉見”というあだ名をつけました。🌰坊吉見は水泳部で顔を似合わず上半身は逆三角形のナイスボディーの男でした。
でも、ボロい紺色のマジソン・スクエア・ガーデンのカバンに穴の空いた汚れたスニーカーを履いていました。
🌰坊吉見は帰りの道すがら、「今日の晩飯のおかずは50円のコロッケ2個やねん」と言って、100円玉を俺たちにチラつかせていました。
おかず100円だけて…(•ᴗ•; )💦それも、コロッケだけて(•ᴗ•; )💦
今でも🌰坊吉見がそう言っていたのを覚えています。
そんな生活の苦しい友達の家に数人がいきなり押しかけて🍣寿司を食わせてもらう…今思えば、とんでもない話です💦
🌰坊吉見の家は案の定、団地住まいでした。
🌰坊吉見の家に着くと、🌰坊吉見は「お母ちゃん!今日友達連れてきてん!みんな寿司🍣食いたいってゆうとうから、寿司🍣5人前注文して!」
きっと🌰坊吉見のお母さんは、『はぁ⁉️😒💢💢』ってなってたでしょう!絶対に…
でも、寿司🍣は出てきました。
俺たちは出された🍣をパクパクとあっという間に平らげました。🌰坊吉見の分はありませんでした。
この事を後々、俺は後悔しました。
今思えば、みんなで1000円ずつ出し合って🌰坊吉見にアディダスのスニーカーをプレゼントしてやるべきだったと思います。
「🌰坊吉見!あの時は本当に申し訳なかった!本当にごめん‼️m(_ _)m」
それからしばらくの間、🌰坊吉見は、小遣いを貰えなかった…と言っていたのを覚えています。
そして、🌰坊吉見はもう二度と俺たちと一緒に下校することはありませんでした。
『悪魔が来たりて寿司を食う』明日は口癖が「はいや!実際!」のデコッパチ藤田の家を訪問した時の話をします。
「懲りずにまた行くんかい!ヽ(`Д´)ノ」
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